サンタさんとこいぬ
かわいいサンタさん |
クリスマス前になると本屋でクリスマス絵本特集ってありますが、
その中でふとかわいい絵柄(実は刺繍なのですが)
に惹かれて手に取ってみました。
サンタさんっていつもなんだかこう、
西洋の神様のまたの姿、というか
万能のおじいさんっぽい描き方をされていると思うのですが、
この本の中では風邪を引いたとなかいさんに
雄々しく「今年はぼくひとりでいく」というものの
(そう、「ぼく」という自称がすでにちょっとイメージ違いますよね)
坂をそりを引いて上ったら疲れてもうやめようかな、というし
(ふだんはそりにのってますもんね、、、)
道は間違うし、(そんなにとなかいにいつもたよってたの。。。)
赤ちゃんに時間を忘れて夢中になってパートナーの子犬に
早く配らないと朝が来る、とせかされるし、
なかなか新鮮なイメージなのですが、
子犬というパートナーと何となくその頼りなさそうなような、
しかし純粋そうなような、雰囲気がよく合っていて
なんだかひと味違うクリスマス絵本です。
刺繍の柔らかい線がまた合ってるんです。
子どもの名前を挙げながら配っていくシーンがけっこう続くので
もちろんお約束通り自分の子どもの名前に始まりお友達の名前に
入れ替えて読むと子どもも大喜び。
本のサイズも小さな、テーマとしてもほんの小さなお話ですが、
気に入られてます。私個人としては
道徳を読みとりなさい、というようなお話よりも好きですね。
先にこっちを読んでしまったので、この前の話という
「サンタさんありがとう」も是非読みたいです。
トナカイさんが子犬(クラシックにコロという名前をもらいました)
に「来年は3人で行こう」とお話ししているので
きっと続編も読めるかな、と期待しています。
心温まる一冊 |
トナカイさんが風邪をひいたのでサンタさんは1人でプレゼントを配りに行くことになりました。でも独りぼっちは心細くてなりません。そんな時一匹のこいぬと出会い一緒にプレゼントを配りに行きます。一軒ずつ子供の家にプレゼントを配りながら、サンタさんとこいぬはお互いがとっても大切な存在になっていきます。素敵な刺繍とともに心が温まるストーリーです。