大型本で見ごたえがあります。ただお話は私は好きになれません。がみがみいわれたりしているシーンが多すぎ。カロリーヌが「ほら!ぐずぐずしてるこはいつもおんなじね!」なんて忙しいお母さんみたいなこといわなくてもいいじゃないですか、せっかくのクリスマスの日ぐらい。ユピーとブムがみんなの期待を裏切ったって、はやまってそんなしかめっ面しなくてもいいじゃないですか。ノワローの対応に救いはあるしすぐにみんな納得してくるけれど。おしごとロボットティトスがシリーズに出てくる前の物語だったら、きっと台所でみんなで一緒に大騒ぎして失敗しながらお料理したり、木を切るときだってきっとノワローあたりが切られる木のてっぺんにしがみついてうわあーーなんて叫んでいそうじゃないですか?!??めんどうくさいお仕事をロボットが片付ける構図はこのシリーズの魅力を減らしてしまったと思います。「いなかの別荘」では大変なお仕事もみんなで力あわせてぜーんぶやっていたじゃないですかーだから面白かったのに。ま、せっかくのクリスマスの本なのでそんなにぶつぶついうのはよしましょうか。
どのシリーズもカロリーヌとゆかいな8ひきが大活躍するのですが、特にこの本は心温まるストーリーです。
クリスマスの華やかな絵も、この絵本の楽しみの一つです。
カロリーヌとゆかいな8ひきファンには、是非手元に置きたいお薦めの1冊です。