初演の際には実際の大砲や教会の鐘を鳴らしたというエピソードのおかげで、大砲の音や金の音が演奏にミキシングされることの多いこの序曲「1812年」の録音の中でも、これは異彩を放っている。そんな音だけでなく、シンセサイザーによる演奏がミキシングされているのだ。その効果は絶大で、ずっこけること間違いなし。噴飯物といっていいだろう。