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ブーレーズ(ピエール)

バルトーク : 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 / 中国の不思議な役人

バルトーク : 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 / 中国の不思議な役人 人気ランキング : 826位
定価 : ¥ 2,039
販売元 : ユニバーサルクラシック
発売日 : 2002-09-25
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価格 : ¥ 1,835
定番

 もともとブレーズは「弦・チェレ」や「春の祭典」の指揮で名を売った指揮者であることから、この再録音がわるいはずはない。しかも、作曲家として、徹底的にバルトークを研究した彼は、「役人」を「バルトークの最も輝かしい作品」であると語っている。これらの歴史的事実からも、この演奏がゴールデン・スタンダードであることはすぐに推測できるであろう。じじつ、ライナーのあの歴史的演奏を別格とすれば、このブレーズの演奏に勝るものは存在しなかったし、おそらくこれからも存在しないのではないだろうか。

現在、最高の録音

バルトーク録音はCBS時代に続き2回目。CBS盤、線がきつい演奏であり、ブーレーズらしさが出ているが、円熟した今の彼には、より普遍的なスタンダードな演奏といって良いものを録音している。といって、ありきたりな演奏ではない。彼はリズム感が良く、「役人」の追いかけっこのシーンの演奏が早くなる部分では、他の指揮者の追随を許さない盛り上げ方を実現している。アッバードの録音では、この部分がもたもたして、だれてしまっている。「弦チェレ」は、緊張感ではCBS風が良いが、リズム感など総体的には、今回の録音に軍配があがる。これを超える演奏が出来るのは、彼自身以上に居ないのではないだろうか?必携!

マンダリン、弦チェレ共に現在最高の演奏

「弦チェレ」は、58年のライナー指揮、シカゴ響以降、さまざまな傑作が生まれていますが、近年の録音ではこの演奏が最高ではないでしょうか。スコアに対するブーレーズの解釈は、とてもドライでありながら、完璧に熱く応えるオケを、余裕とも思える貫禄を持って、表現しつくしています。ここでの録音は、ライナーの作品がそうであったように、この作品の解釈の普遍性を感じさせる域に達しているといえます。すなわち、今後いかにこの作品を越える「弦チェレ」が生まれるのかという期待を、この作品は持たせてくれているのです。

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