バレエ教室(子供のおけいこ)、バレエ上達のDVD,吉田都ほか

サンクトペテルブルク・キーロフ管弦楽団

ストラヴィンスキー : バレエ音楽<火の鳥>全曲 (1910年版)、スクリャービン : <プロメテウス−火の詩>

ストラヴィンスキー : バレエ音楽<火の鳥>全曲 (1910年版)、スクリャービン : <プロメテウス−火の詩> 人気ランキング : 574位
定価 : ¥ 3,059
販売元 : ユニバーサルクラシック
発売日 : 1998-10-01
発送可能時期 : 通常3〜4日以内に発送
価格 : ¥ 2,905
個人的にですが

このCDを超える火の鳥のCDに出合ったときがありません。
CD自体の音質もかなり良いです。
とにかくエネルギッシュで、クリアで色彩感豊かな素晴らしい演奏。
オケのパワーが半端じゃない。
特に終曲の最後の金管(特にバストロ)は凄いことになってます。
見習いたいものです(笑)
本当にお勧めできる一品です。

思わず笑っちゃいました。

いわゆる“クラシック”とひとくくりにされるジャンルの音楽の中でも、ブームを経て既に手アカにまみれた感さえあるエリック・サティや、ラヴェルそしてこのストラヴィンスキー(俗に言う近代クラシック三人衆・ドビュッシーはちょっと違うかな?)の音楽は僕にとって特別な意味合いを持つ。
難解過ぎて、ついていくのにある程度のスキルを要求される“現代音楽”と違い(いわゆる“Art For Arts Sake”に陥ってしまっているものが多々ある。)、そこには従来のクラシック音楽の枠組みを外れて自由奔放な旋律や構成を追い求めながらも、決して独りよがりにならないよう十分かつ綿密な計算がなされているのだ。
実際仕事の関係上、クラシックコンサート会場に足を運ぶ機会の多かった僕は、不謹慎と知りながらも毎回あまりの心地よさについ寝息を立てていることの方が多かった(誠に失礼!)のであるが、初めてこの演奏を聴いた時は全く反応が違った。
演奏が始まった時点でイキナリ鳥肌が総立ちしたのだ。
まるで地の底から響いてくるような低音弦による導入部。
音量の大小はもはや関係ない。その時点で僕に衝撃を与えるのに十分過ぎるインパクトを伴なっていた。
そしてショックで呆然とした次の瞬間、僕は笑っていた。
腹の底からこみ上げてくるワケのわからない感情を、僕は抑えることができなくなっていたのだ。
そしてまるで万華鏡のごとく繰り出される予測不可能な曲展開に、僕は最後まで笑うことだけしか選択の余地が残されていなかった。
(たぶん知らないヒトが、笑いを押し殺してニヤニヤしてる僕を見たら立ち上がって席を替わっていただろう(笑))
…実は、この“笑うしかない”という状況は僕にとって特に珍しいことではない。
JazzやCross Over(日本で言うところのFusion)、“Steely Dann”や“Pince”など先鋭的なMusicianたちのライヴで、自分の音楽的理解の範疇を超えた演奏を耳にした時に一様に起こる発作のようなモノであって、ただひたすら「ゴメンなさい。まだまだ私は青二才の未熟者でした!」とひたすらひれ伏し許しを乞う、僕独特の最大級の賛辞なのである。
(このことについては僕のプロフィールを参照してください。)
…とにかく、この曲はクラシック・ファンだけでなく、普段ヘヴィメタなどしか聴かない食わず嫌いの「自称・音楽通」の若者たちにもゼヒ共有していただきたい歴史的財産なのだ。

奥深いロシアの大地が鳴動する!

若きストラヴィンスキーの音楽は、ともすれば才気走った器用極まる都会人の音楽として演奏されることも多い。
しかし、このゲルギエフの演奏は、一見ローカルこの上ない題材をもって大都会パリに挑戦しようとするディアギレフやストラヴィンスキー達のケレン味や、ロシアの大地に根付いた底知れないエネルギーを強烈に印象づける、素晴らしい演奏だ。
もう一つの「火」の曲、スクリャービンのプロメテウスは、これまで出ていたどの録音にも感じられた観念的な脆さを脱却して、後期スクリャービンのあまりにも非現世的で超越的な世界に、恐ろしいほどに同化している。
猛烈に対照的なこの2人の作曲家の、出発点と終着点を並べて聴くと、
これまでのロシア音楽に対する固定観念などは、いっぺんにふきとんでしまった・・・!!

これは買いです

火の鳥って、こんなにおもしろかったんだ!
ブーレーズもデュトワもおもしろくなかった。
ほかのストラビンスキーの曲と比べても、地味だと思ってた。
でも、ゲルギエフは凄い。ちょっとゆっくりめに展開して、この曲の良さを出している。思ったほど、泥臭くない。
ゲルギエフ・ファンには必須ディスクです。でもゲルギエフが肌に合わない人には、向いてないかもしれません。

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