ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
チャイコフスキー : バレエ音楽「くるみ割り人形」
ボニングの「くるみ割り人形」 |
ボニングのくるみ割り人形は、全編にわたりゆったりとしたテンポで、まるで暖炉の前で聴いているような暖かさがあります。「花のワルツ」のなつかしさ、「パドゥドゥ」のせつなさ等、どの曲をとってもファンタジーにあふれています。チャイコフスキーのオーケストレーションの上手さを再認識するような完璧なオーケストラ演奏とクリアな録音も大きな魅力です。
ちなみにボニングはバレエ音楽のスペシャリスト。有名な曲から埋もれた曲の発掘まで、幅広く手がける大ベテラン。しかし彼の音楽はいつもフレッシュなのです。