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ハイティンク(ベルナルト)

ショスタコーヴィチ:交響曲全集

ショスタコーヴィチ:交響曲全集 人気ランキング : 5583位
定価 : ¥ 16,500
販売元 : ユニバーサルクラシック
発売日 : 2005-07-21
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : ¥ 14,850
Haitink とConcertgebouw による絶賛に値する交響曲全集

例えば有名な第11番の場合。

神秘の雰囲気と虫の知らせ(予兆)の感覚が明快かつ大胆に提示されます。
「血の日曜日」の大虐殺を描写する場面における、それを繊細かつ誠実に(時には営利に、衝撃的に!)再現するこの高名なオーケストラのヴィルトゥオジテートにも感服しますが、
第3楽章「 memoriam で」の的確かつピュアな処理は演出過剰を排除します。
この忌まわしい歴史的事件の悲劇的側面と謙虚な側面を見事に描出しているのです。
終楽章においてHaitink は、作曲家の心を通して、ロシア魂の前途に待ち構えているものの予感を見事に捉えています。
演奏も録音の素晴らしさ、繊細さ、透明度、奥行きも賞賛に値します。

裁量の意味で「中庸を得た名演奏」と断言していいでしょう。



やはり、この全集盤の価値は高い...

全集には至らなかったが、ショルティの数点のレコード、
現在、プロジェクトが中断しているインバルのレコード、
プロジェクト進行中のヤンソンスのレコード、
そして、今や時の人であるゲルギエフのレコード等など、
たしかに、これらのレコードに比べ、
このハイティンクの指揮のレコードは中庸な表現を行っている
部分があり、人によっては、それが「切り込みに欠ける」と
聴こえると思うし、白状すれば、私もそう思うことがある。
だが、西側(←もはや死語か?)最初の全集であった事、
DECCAにより15作品の交響曲ほかすべてが高水準な録音である事、
(全集としてはこれまた価値の高いコンドラシンのメロディア盤が
 あるが、このハイティンクの全集に比べれば、録音が悪すぎる)
交響曲15作品全て揃っている事、15作品の演奏水準(平均点)が高い事、
何より、(切れ込みに欠けるかもしれないが)ハイティンクが、
作品を非常にわかりやすく演奏している事から、
この全集レコード盤の価値は、今以て色あせていないと、私は思う。
ショスタコーヴィッチ初心者はもちろん、彼の音楽が苦手な人も、
まず、このハイティンクのレコードからチャレンジしてみては
いかがだろうか?
もちろん、ショスタコーヴィッチの音楽を愛する人々にも是非聞いていただきたい。
またまだ、このレコードの価値は消えていない事に気づいて頂けると思う。

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