チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
カヤランの演奏のようです。アグレッシブなピアノ |
カラヤンのチャイコ1番を思わず連想しました。そのときのピアニスト(たしかリヒテル)は、これはカラヤンのチャイコ1番であって、私のチャイコ1番ではないと掃き捨てたというのを聞いた覚えがあります。このアルゲリッチの演奏も、そんな感じの演奏で、ピアノとオーケストラが対決するような激しい演奏です。勿論U楽章は、スムーズで滑らかな演奏です。アグレッシブな演奏がお好みの方には御勧め。ただしちょっと極端な演奏ということはわかっておいて下しさい。
勇猛果敢なじゃじゃ馬娘 |
アリゲリッチのような勇猛果敢なじゃじゃ馬娘(今は熟女だが)に
ピッタリの曲 ショパンよりこっちの方が・・・・と思ってしまう。
録音も良いしアルゲリッチも暴れまくりアバドのフォローは控えめだが
素晴らしい。
チャイコフスキーピアノ協奏曲1番の最高録音CDだと思う。
このような曲は大音量で鳴らせばその攻撃性が増してくるように
思う。
少し雑。 |
(ピアノ協奏曲に限って言えば)
自由奔放、アグレッシブな演奏で、
確かにアルゲリッチらしさが良く出てはいるが、
若い頃と比べると、打鍵などがちょっと雑になっているので★3つ。
音も加工されている感丸出しで、あまりよくない。
そういう意味では、コンドラシン指揮の80年代の演奏
(ラフマニノフのP協第3番とカップリングされている)のほうが、
テクニック的にも優れていて、音質も良く白熱した臨場感もあるので、
個人的にはオススメ。
一方、くるみ割り人形組曲の方は
エコノムとの息がしっかりと合った演奏が聴ける。こちらは良い。
協奏曲としては |
アルゲリッチのピアノは文句ないのですが、普段フォローのうまいアバドがたじたじな感じでどうも好きになれません。
アバドの指揮ではロンドン響を指揮したポゴレリッチ盤のほうがバランス良く出来ています。
脳天に電撃ショック |
クラッシックなので楽譜に忠実にやってる筈なのですが、こういうピアノを弾かれるとまるでその場で音楽を作っているように衝撃的です。自由奔放かつ、精神のイドまで揺り動かされるような(おおげさじゃぁ)演奏だ。衝動的な感じと調子の良いときはこの演奏のように神のように凄いプレイを見せるアルゲリッチ。僕は彼女の横で譜めくりをやるのは嫌ですね。突き飛ばされそうだから。(笑)