ラヴェル:ボレロ
???ロシアのバレエ音楽を数多く録音している西本智実は、今回のアルバムでもハチャトゥリアンの「ガイーヌ」を取り上げた。チャカチャカとしたメロディー、腹に響くティンパニーの強打でおなじみの「剣の舞」をはじめ、ズンチャ、ズンチャのリズムに乗って進んでいく「ゴパック」、小太鼓のリム・ショットが印象的な「レズギンカ」など、パーカッションにリードされる曲が気楽に楽しめていい。 ???ボロディンの「ダッタン人の踊り」もまたパーカッションが活躍する曲で、ムソルグスキーの「禿山の一夜」は劇画調とでもいうべき大胆なケレン味が特徴だ。ロシア音楽の中でも、こうしたお高くとまっていない曲にはそこはかとないB級感が漂っていて独特の魅力がある。リスナーの中にはそこに尽きない興味を感じる人もいることだろう。全編ロシアづくしかと思えば、最後に「ボレロ」「亡き王女のためのパヴァーヌ」と、ラヴェルが2曲収録されている。(松本泰樹)
選曲といい、曲の流れといい、すばらしいです!! |
西本さんならではの音の流れ・選曲といってもいいでしょう!
やさしく、なだらかで、けっして媚びない、そんな曲調になっています。
クラッシックの苦手な方でも、このCDだったら、抵抗なく聞けるはずです。
この一枚で西本さんの多様な音楽が聴けます。 |
この一枚で西本さんの多様な音楽が聴けます。
全曲素敵ですが、中でも「レズギンカ」と「アンダンテ・カンタービレ」が好きです。
「レズギンカ」は”ミレニウム”という楽団名にふさわしく、若々しく見事なアンサンブルが大迫力ですし、「アンダンテ・カンタービレ」は、あのものすごく透明感のある音色が何とも好きです。
少し前、西本さんの「ボレロ」を生で聴く機会がありました(日本のオーケストラでしたが)。一生忘れらない、本当にすばらしい演奏でした。オーケストラが”ミレニウム”生で聴いたら、どんなにすごいのだろう、と思ってしまいます。
やっぱり、ボレロはいいです。 |
先日、西本智実さんのボレロを生で聴く機会がありました。最近雑誌等で西本さんの記事を見ていたので是非とも聴いてみたいと思っていました。初めて生でボレロを聴いた感動もあり、このCDを購入。近所の格安量販店でカラヤンの「ボレロ」をやめてこちらを選んだわけですが、私のようなクラシック初心者でも楽しく聴けました。「ボレロ」はもちろん、「レズギンカ」と仮面舞踏会の「ワルツ」がとっても気に入りました。ロシアという国の気風が彼女にあっているのでしょうか?これから西本さんがどんな指揮者として成長されるか楽しみです。「ニューイヤーコンサート」のCDも欲しくなってしまいました。
確信的知能犯 |
前作からはじまったモノクロに色づけされたジャケットといいブルーノートレーベルのような写真のトリミングといい。見事としかいいようがない。誰もが聞き覚えのある曲をあらためて西本智実流の解釈でみせてくれる作品は無駄がなくてすばらしいのひとこと。わかってはいるが買わずにはいられない。
女性だけど男前っ!!元気になれるCD! |
誰もが良く知っているポピュラーな選曲だと思います。その分、彼女の演奏が好きかどうかの判断の参考になるCDかも。ラヴェルのボレロが聴きたくて購入したのですが、他の曲にも圧倒されました。全体に彼女の若さとパワーの溢れた演奏が聴けると思います。最後の曲が「亡き王女のためのパヴァーヌ」なのですが、「ボレロ」の後とあって、その対比が面白かったです。やはり女性ならではの繊細な表現を感じます。
クラシックはそれこそ指揮者の解釈の仕方で様々な演奏になるわけですが、私は彼女の指揮に現れる前向きな情熱が好きです。応援したくなる!単にビジュアル的な人気だけに留まるか、実力を評価されて伸びていくか、彼女のこれからがとても楽しみです。