フィラデルフィア管弦楽団
ショスタコーヴィチ : ダンス・アルバム
爽快 |
ロシア物という雰囲気はあまりありませんが、気分爽快、すっきり爽やかな演奏。
ショスタコのウラ? |
ジャズ,ダンス?・・・とかく国家,社会主義,思想と結びついた暗いイメージが先行するショスタコーヴィチ。実際交響曲や弦楽四重奏曲は暗く重いのだが,まったく別の面を持っている。シャイーが録音した一連の「ウラ」ショスタコーヴィチ・シリーズはデッカらしい慧眼の企画である。ショスタコーヴィチの国家という強大な重力と無縁なこのような領域があるとは。だが,例えば2曲のピアノ協奏曲など本来外向的な曲なのだ。屈折鬱屈したショスタコーヴィチ像。それすら幻想ではないだろうか?と思えてならない。