バレエ教室(子供のおけいこ)、バレエ上達のDVD,吉田都ほか

フレデリック・ワイズマン

BALLET アメリカン・バレエ・シアターの世界

BALLET アメリカン・バレエ・シアターの世界 人気ランキング : 12762位
定価 : ¥ 4,935
販売元 : 角川大映映画/ジェネオン エンタテインメント
発売日 : 2003-07-25
発送可能時期 : 通常3〜4日以内に発送
価格 : ¥ 4,935
舞台の裏側

登場するダンサーは豪華ですが、舞台シーンは少なめだと感じました。全体的に裏方やリハーサルのシーンが多いので、そういった方面に興味のない人にはあまりおすすめしません。

人間臭さを感じたバレエの世界

“バレエダンサー”というと、細くってストイックで優雅で可憐で…
というようなイメージを持っていましたが、この作品にはそういう
ダンサーはあまり出ていません。
10年くらい前の作品のせいもあるかもしれませんが、体型もわりと
がっしりした人が多いように感じたし、優雅や可憐というよりも
パワフルで、もっとしたたかな印象のダンサーたち。
そしてダンサーだけでなく、カンパニーを運営してる人(話題の“電話のおばちゃん”)
や衣装、掃除の人など、いろんな人が出てきたのも、バレエの公演が
いかに色んな人に支えられて上演されているのかという、当たり前なんだけど
忘れていたことを思い出させてくれたように思います。
そういう意味で、私はお金の話を延々しまくっていた“電話のおばちゃん”
の存在は、とてもおもしろかったです。
…ただ、最初から解説付きで見ればよかった!

少し間のび…

ABTのリハーサル風景・裏方さんの模様を撮影し、そのまま流しました
という感じのDVDでした。
やはりヨーロッパとアメリカのバレエ団は雰囲気が違いますね。
良くも悪くもヨーロッパの方が伝統的。で細身ですらりとした体型。
小さい頃から食事も管理されてるからかな?
アメリカでは筋肉質の人が多い気がしました。
踊っている人を仲間達が盛り上げたり、活気があって好感が持てました。
前の方も書かれていましたが、電話のおばちゃん…。怖いです…。
待たされていた派手なおばちゃんも気の毒です。。
世界的なバレエ団を運営していくには、致し方ないことなんですよね。
裏方とはいえ芸術を扱っているんだから、お金の話ばかりしている
おばちゃんに少し幻滅しましたが…。

淡々と続くドキュメンタリー

現役ダンサーへのインタビューは無く、リハーサル風景が淡々と続きます。芸術監督が電話しているシーンなどの裏方業務が何度か見られますが、裏方業務すぎて、こういったシーンはもっと最小限でも良かったかなと個人的には思います。クリスティーン・ダンハムのリハーサル風景、シンフォニックヴァリエーションズ、は素敵でした。
個人的にはバレエドキュメンタリーとしては”エトワール”の方が好きです。

人間臭さ

「アメリカン・バレエ・シアター」の美しい舞台が出来上がるまでの、泥臭さと言うか人間臭さを感じました。
最初DVDを見ているときに、解説なしで見ていたのですが、解説つきのモードで見ることをお薦めします。部分部分でトウシューズのイラストが出てきて、それをゲーム?の如く狙って決定ボタンを押すと、作品や人物紹介画面が出ます。DVDの説明を読まずに、いきなり見ていたので、一体何の練習でこれが誰?と、いちいちチャプターを見て調べていた自分がとても間抜けでした。
これを映画館で見た人は、そのあまりに断片的過ぎる場面の寄せ集めに困惑したのでは???DVDだと、解説つきで楽しめたので、これは、DVD向きかもしれません。
映画の中で強烈な印象を残したのが、眼鏡の電話!のおば様。ABTの公演のあとにキーロフが同じ演目で公演する事に対して、劇場に猛烈な講義をしています。後、バレエ団の経営の難しさも伺われました。あのおば様は凄かった。
それと、「ラ・バヤデール」のニキヤの振り付け指導をしているイリーナ・コルパコワが素晴らしかった。演技指導を見ているだけで、コルパコワの素晴らしさが伝わる。体の全ての部分、細胞の一つ一つから感情をほとばさせる・・・とか、一生懸命ダンサーに体と言葉で踊りを教えています。

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