バレエ教室（子供のおけいこ）

舞台、ビデオ、DVDといろいろな「白鳥」を見てきましたが、私としては特にお勧めのタイトルです。マハリナ23才の時で初々しくもあり、切れもあり、特に黒鳥のパ・ドゥ・ドゥは見ごたえがあります。オペラ座のブルメイステル版と違い、日本人に一番なじみのあるプティパ/イワーノフ版ですから初心者にもとっつきやすい作品です。ビデオは数年前に見ていましたが、今回DVDでの発売を楽しみし、早速予約購入しました。収録が1990年ですので最近の物と比べて多少画質は落ちますが、永久保存版としてお勧めしたいです。

ユリア・マハリナとイーゴリ・ゼレンスキーの白鳥の湖。
この撮影は劇場で収録用にとったようで、観客はいません。
ですので、当たり前ですが拍手も挨拶もない違和感はあります。
その分、カメラが客席を自由に移動したのではないかと思いました。
いい角度での撮影、通常はない角度があって、よかったです。
贅沢な撮影かも。

ユリア・マハリナとイーゴリ・ゼレンスキーの踊りは本当に
丁寧で美しい。ゼレンスキーのしなやかさや優雅さも際立ています。
やはりキーロフは優雅ですばらしい。

映像もオケも綺麗に入っています。
撮影ってことで、舞台でもオケピットでも通常と違う緊張があったと
思いますが、オケにも聞かせどころを丁寧に鳴らしているなと
思わせるところがあって、ライブではないためか、
意外な面で楽しめました。

レジュニナさんが、１幕で王子の友人で出ていたように
思うのですがキャストにのっていないので不明。
でもあの顔、片えくぼは、彼女のような・・・

コールドやソリストも品があって本当に丁寧な踊りをしていて、
ライブではないため好き嫌いはありそうですが、わたしはとても
気に入りました。