バレエ教室(子供のおけいこ)、バレエ上達のDVD,吉田都ほか

塚本晋也

バレット・バレエ

バレット・バレエ 人気ランキング : 38774位
定価 : ¥ 6,090
販売元 : ハピネット・ピクチャーズ
発売日 : 2000-09-25
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価格 : ¥ 6,090

???恋人(鈴木京香)を拳銃自殺で死なせてしまった合田(塚本晋也)は、次第に拳銃の魅力に取り憑かれ、不良チームに暴行されたことをきっかけに銃を手に入れるべく街を奔走。しかし、その復しゅうはチームの少女・千里(真野きりな)への不思議なシンパシーによって、思わぬ事態へと発展していく…。
???インディペンデント映画の雄・塚本晋也監督が暴力的かつ悪夢的イメージに満ちたモノクロームの映像美を駆使して、死に急ぐ人間たちの赤裸々な姿を描いた秀作。『東京フィスト』の肉体に代わり、ここでは銃というアイテムを用いて、無気質な都市に生きていた主人公が生きる活力を取り戻していく。まるで胎内のような閉塞的な空間を巧みに活かしながら、最後にそこから開放されていく疾走シーンが不思議とすがすがしい。数秒しか出番がないにも関わらず、作品のテーマの代弁者的に観る者にインパクトを与える鈴木京香の扱いも良い。(的田也寸志)

アンチヒーロー、不道徳、混沌の中の「愛」

とても不道徳なシーンの多い映画です。その中で若者は「遊び」のつもりで
肉体の浪費による自己犠牲と暴力による他人への暴力で自分達の中の「しらけ」をごまかしている。
その象徴が真野きりな。美しすぎる。凛々しすぎる存在。この女に「愛」を感じている男、塚本晋也。そのひたむきさが自らの中の「しらけ」とまったく正反対なことにより彼に「ひそかな愛」を感じる凛々しい女。
この二人は混沌からの出口はあるのか?
あるのです。
ということで、カット割とか映像の不鮮明さから話の流れはわかりにくいかもしれませんが現代の社会的病理と捉えて、すっとやり過ごせば、話は簡単。
いやすごく気持ちいいスピード感のある映画となります。
何かスカッとしたい時に観たい映画です。ただし暴力、薬物はその描写多し。
それらは「しらけ」「心の空白」の比喩でしょう。
私は終りは二人は同じ方向に向かっていると思います。だから心地よいのです。
他人に安易に薦められないですが、とても良い作品です。アンチヒーローとは、塚本さんが、かっこ悪いようでとてもとてもかっこいい男を演じていると言うことです。いわゆる愛と常識の男です。ここに救いがあるのです。

第2の黒澤 明

このモノクロ映画を観たとき映像のセンスなどが、黒澤 明のモノクロ
作品ににていると感じた。日本も捨てたもんじゃないですね。
色をつけた「双生児」も黒澤 明の色彩感覚に酷似している。
塚本晋也に期待するのは、もっと作品を出してくれといふことです。
チーフスペシャル欲しくなりました。

塚本度100%

この時期の塚本監督作の中では、最も彼の原点に近い作風ではないでしょうか。「我々が普段過ごしている日常の裏側を偶然覗いてみたら、それはまるで、SFだった」とでも言うような切り口で、都市の闇の部分を描いています。
オヤジ狩り、ドラッグ、拳銃、夜の渋谷、今時の若者達、というありふれたキーワードを、あり得ないくらいリアルに、痛々しく、それでいてドキュメンタリーチックでは無く、あくまで『映画』としての魅力的な映像作品にしています。実際にどこかで日夜行われている事なのはわかっているのに、その世界を体験していない者にとっては、それはまさにSFの世界であるような錯角さえ覚え、本当はいつ巻き込まれてもおかしくはない「裏側」に対しての無関心さを痛感させられます。実際、監督自身がオヤジ狩りの被害を受け、この作品を思いついたというエピソードもあり、並々ならぬ思いを感じます。それもあり、監督自身が主演するのは当然の流れだったのかもしれません。
映像はいつも通りのカッコ良さで(この点に関しては言わずもがな、ですが・・・)、キャスティングも申し分なく、まさに適材適所と言えると思います。音楽もエリックサティのジムノぺディが効果的に使われており、良い感じでした。塚本作品未見の方も、初期の北野作品や大島渚監督の作品が好きな方、タランティーノ作品が好きな方等には気に入って頂けるんじゃないかと思います。しかし、ダークな世界観や暴力描写は受けつけないと言う方には、不愉快なだけの作品かも知れません。そこを踏まえ、あえて星は4つにしておきます。

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