B.カタニャン
マイヤ・プリセツカヤ
圧倒されました |
白黒映像です。
映像中で「大きな歩幅にダイナミックな跳躍」と評されているのですがまさにその通りだと思いました。
瀕死の白鳥のイメージを強く持っていた私にとっては衝撃的でした。
また、溢れ出る意思の強さのようなものがひしひしと伝わってきて、終始圧倒されっぱなしでした。
手の表現について彼女自身が「足が厳格にクラシックのポジションを保っている時も手は民族性や詩情などを自由に表現できるのです」と語り実演し、また映像で見せるところはとても説得力がありました。
政治的背景や家族の事情はほとんどなくて、ほぼ踊りのみ、若い頃限定のドキュメンタリーでした。
ドキュメンタリーの最後は何かの賞を受賞して、感謝のスピーチを述べる、というところで終わっています。
ぱっと思い出せるところでは、オーロラ、瀕死の白鳥、せむしの仔馬、石の花、ライモンダ、ジュリエット、キトリなど、少しずつ入っていて、プリセツカヤさんの踊りがもっともっと見たくなりました。