アナニアシヴィリと世界のスターたち 1
スターのガラって・・・ |
ニーナとルジマトフの「ばらの精」に期待して買ったのですが、満足できませんでした。ルグリが丁寧に踊ったパリオペラ座の復元版(VHS:ディアギレフの夕べ)を先に見ていたからかもしれません。踊りにのびやかさが感じられませんでした。ふたりのパートナーシップにも難があるように思いました。素人目にもはっきりわかるタイミングのズレが気になります。
白鳥の湖2幕のアダージォも不満を感じました。異なるバレエ団のダンサーが組むのですから、しかたがないのでしょうかね。オデットは若きイルマ・ニオラーゼでした。
ドンキのグランは楽しみました。ニーナとルジマトフがバリエーションを競っているようでよかったです。若き日のルジマトフは、こういう大見得をきるキャラがハマリですね。
この他、ニーナとファジェーチェフの「ムード」、ローズ・ガットゥとアレクサンダー・カルピンの「ゼンツァーノの花祭り」のパドゥドゥなど、映像集ではあまり見られない作品もあって、期待とは違ったところで楽しみました。
ニーナの魅力満載&ニーナの声も聴ける! |
ニーナの魅力大満載!
いわずとしれた、ニーナのドンキホーテのキトリは最高です。
お相手のバジルはルジマトフです。
バレエ団が違うのでめずらしい組み合わせで貴重です。
このコンビで踊る「バラの精」というのも初めて見ましたが、
すばらしかったです。
バラの精(ルジマトフ)、舞踏会から帰宅した少女(ニーナ)
の二つの華の競演がすばらしいです。
ニーナの衣装もかわいらしくて、見ていてうっとりします。
アナニアシヴィリと世界のスターたち 2 でもドンキホーテは
見せ場になっていますが、1とあわせてどちらも見てほしいです。
あとニーナのデビュー10周年をお祝いしたガラ講演なので、
最後にお祝いの垂れ幕が出てきて華やかに終わります。
ここでも、お祝いに参加してくれた、世界のスターたちに、
ニーナが深く頭を下げて挨拶する場面があって彼女の人柄を
感じました。
アンコールの前に、ニーナがマイクを持ってあいさつするシーン
もあります。彼女の声ってかわいいですよ。
踊った後で息もあがっている状態なので、少しかぼそい声に感じ
ますが、容姿同様に声もかわいらしいです。
(よかった!ダミ声じゃなくて。)
ニーナの人柄のよさを感じる素敵なDVDです。
2もあわせて買いましたが、両方見比べるとさらに楽しめます。
2はますますレベルアップしていて、会場も興奮していました。