パリ・オペラ座バレエ
パリ・オペラ座バレエ「シルヴィア」(全2幕)
スタイリッシュな作品 |
信じられないほど豪華な顔揃えの作品。
コンテンポラリーは食わず嫌いでしたが、これはクラッシックとコンテンポラリーの中間という感じで、結構好きでした。
今までオーレリといえばお姫様や妖精、といった繊細なイメージだったのですが、最初の狩りのシーンの衣裳が意外にも似合っていて、ひたすらりりしくて素敵でした。
ただ振り付けから登場人物の感情を読み取る事が難しく(これは私の勉強不足)、おおまかなストーリーを追うのがやっとでした。
そんな中でもルグリはさすがに、細かい感情表現で引き込まれるものがあります。
ジョゼ・マルティネスもユニークなキャラが際立って、素敵でした。
マリ・アニエス・ジロのタキシード姿も男前すぎて素敵です。ファン必見。
時々顔がアップになったりして、ファンとしては嬉しい反面、流れるような動きのなかでも実は汗びっしょりなのを見せられると、一瞬現実に戻ってしまうところが問題です。
パリ・オペラ座バレエならでは |
ギリシャ神話をモチーフにした、どきどきするほど官能的な作品です。
恋の始まり、ときめき、その終わりと苦さをパリ・オペラ座バレエを
代表する5人のエトワールが見事に踊りきっています。
カメラワークがテレビドラマのようで、舞台全体の動きがつかみにく
いのが難ですが、5人のエトワールが思いっきりアップになっている
ので、客席からはわかりにくい切ない表情を見ることができ、ファン
にはこたえられません。満足度大です。ぜひ生でも見たい作品です。