バレエ教室（子供のおけいこ）

いろいろな作品のいいとこどりなわけでバレリーナより作品にこだわるとき参考になると思います。アナニアシビリを見たいと思っている人には他の人の出演が多いので物足りないかも。でもアナニアシビリのドン・キがみられるのがうれしい。

確かにアナニアシヴィリは段違いに上手いですが、他の出演者が・・・というかんじです。タリスマンやサタネラ、グランパクラシックは正直ちょっと練習不足？と思いました。まあガラ公演ですからね。。。
あまり見られない踊りが多いので、ちょっとマイナーな物を見たい人にはお勧め。ドンキのフィナーレはおもしろいです。

大好きな「パ・ド・カトル」が収録されていたので、保存版として購入しました。タリオーニをニーナが踊る贅沢な内容です。一回目と同じメンバーに加えて新たなスター達も加わり、豪華な顔ぶれの舞台となっています。ニーナは別格ですが、ヨーロッパのスター達の方が個人的には好きなので、エリザベット・プラテールとニコラ・ル・リッシュ（彼はこの時ベテラン勢の中で初々しさをも感じさせます）の「グラン・パ・クラシック」が入っているのも楽しめました。ニーナはこの他にはファジェーチェフと「ライモンダ」一幕のパ・ド・ドゥと「ドン・キ」を踊っていつもの素晴らしいパートナーシップを見せてくれます。特にフィナーレの「ドンキ」では「コーダ」で全員が競演する大サービスな展開となっています。従来のパ・ド・ドゥの形式とは違ってもフィナーレだし、これはこれで楽しめる演出だと感じました。会場のファンの興奮がこちらにも伝わってくるよう・・・余りに早い手拍子で？フェッテの最後がニーナにしては珍しく少し崩れた程でした。アダ―ジオではいつもの素晴らしい超人的なバランスを見ることも出来ます。まさに「美味しい所取り」的な一枚だと思います。

最後のドンキホーテはスター総出演で絶句します！
こんなすごいフィナーレは、はじめてです。
キトリとバジルの２人の踊りと思ったら大間違い。
スター達が入れ替わり立ち代り、入り乱れながら、バジルとキトリ
を踊りまくる競演会です。
男性全員で一気に踊るバジル軍団の踊りがものすごくて、会場からは
悲鳴も似た感歎の叫びがあがります。
ニーナのキトリももちろんすごい。
ファジェーチェフとのコンビは最高。どんなテクニックもできちゃう。
高く持ち上げられたニーナが見せる演技は、このコンビしか見られない
すごいもので、こんな振り付けは見たことがありません。
最後の３２回転なんかはノリノリで、回転が早すぎちゃって最後ちょっ
と間があいたかな？というような状況でした。
ニーナの３６回転の見せ場では、会場は手拍子です。
手拍子とオーケストラの加速が生み出す早いテンポに会場も大興奮。
DVDを見ている私も大興奮。
会場から手拍子がでちゃうバレエの舞台ってはじめてです。
フィナーレの挨拶でも、男性陣がそろって飛んで挨拶してくれたり、
世界のスター達の出血大サービスといった感じ。
こんな舞台ってめったにない。永遠保存の奇跡の一枚です。
奇跡の企画。会場にいたらきっと失神していたと思いました。