二十世紀バレエ団
二十世紀バレエ団の芸術
ドンよ永遠に・・・ |
何といっても「ボレロ」。曲のもつダイナミズムを生かした振付もいいが、
彼が踊るのでなければ生まれ得ない「鼓動の高まり、溢れ出す生命力」に言葉も出ない。
獅子のたてがみのごとき髪をなびかせ、
隈取った目は冷たいようでいて静かに燃え見開かれている。
バレエに生きてきた証の完璧に外へと開かれた厚い胸、
それを きらめきながらしたたり落ちる汗。
大きな手は、黒い背景に残像を残しながら空を切り、しなる・・・
性別を超えた生き物の美しさ!ドンの生きた証がここにある。
・・泣く泣く4点としたのは、ベジャールのアップが 美しい流れを台無しにしているからです。