くるみ割り人形 バレエ
最高です。 |
この作品のレビューが褒め称えているので買ってみました。もう、主役の2人はもちろんいいですし、人形達の踊りもかわいくてとても楽しめました。買って良かったです。
クララ役のアルヒーポアはとても可愛い少女を演じています。
強いて言えば、花のワルツの場面がちょっと・・・。衣装が、男性が水色、女性が白で、男性はろうそくを持って踊るので、踊りが少し寂しい気がしました。
すばらしい |
やっぱり踊りが素晴らしい。プリマ以外舞台に上がっている一人一人の踊りの技術の素晴らしさが際立っています。日本のバレエ団のくるみ割り人形も演出に趣向を凝らしており面白いと思いますが、これを見るとやっぱり踊りの完成度が基本になければいけないと思わされました。生で見たときよりもディテールの素晴らしさが伝わってきます。素晴らしい!
人形達の踊りが可愛い! |
何と言っても、Y・ヴェトロフはすごい! 指先にまで表情があり、ドロッセルマイヤーの妖しさと魅力は際だっています。
そのドロッセルマイヤーの連れてくる人形達の踊りの素晴らしいことと言ったら! マイムの技術の確かさとその表現力には拍手をせずにはいられません。
特に、シュリジツカヤの投げキスをしながら踊る人形は、手元に置いてずっと抱きしめていたくなるほどの愛らしさです。
ムハメドフの、人形の姿でのコミカルな動きと、凛々しい王子の姿での力強く自信に満ちた踊りは、クララだけでなく観ている我々をも人形の国に引き込んでいきます。そして、その人形の国でもスペイン、インド、中国、ロシア、フランスの人形達が実にユーモラスな踊りを披露してくれ、フィナーレでクララが夢か!?!!?さめた瞬間、やっと我々も現実に戻ってくるような、ほんわかとした気分になれる作品です。
クララ役のアルヒーポワもかわいいです。また、第1幕で子供達がプレゼントにもらって手に持って踊っている人形達が、実はこれから始まる物語のカギを握っているのだという設定の細かさが、さすがグリゴローヴィチだな、とうなってしまいました。
かなり素晴らしいでき |
組曲の「くるみ割り人形」とは違い、テンポ、フェルマータ、その他至る所にバレエ音楽としての「くるみ割り人形」が分かる1本。観客の拍手がちょっと気になるが、それ以外は最高のできばえでしょう。