クライバー(カルロス)
こうもり*喜歌劇
オペラは歌だけではない |
オペラの素晴らしさはまぎれもなくクライバーの指揮による功績だろうが、それを極端に感じさせないところがいい。主役は演ずる歌手たちや脇役で登場する合唱団など舞台全体なのだから。DVDによる映像は美しく、ポイントの場面を効果的にアップにしているところなど、劇場とは別の臨場感を感じさせてくれる。オペラは苦手という方でも、映画的に十分楽しめるだろう。歌も素晴らしいけれど、出演者たちの演技が光る。特に、第三幕の酔っぱらい看守役の演技がいい。おかしくて久しぶりに腹を抱えて笑ってしまった。今の時代、こんなに笑わせてくれるエンタテインメントは少ない。
クライバー大好き。 |
冷蔵庫に食べ物がなくなると、仕事を始めるという迷指揮者(!?)クライバーだが、やる時はやるという感じ。あの踊るような指揮姿が大好きです。とても自由にオケに演奏させている感じ。ファスベンダーは、ちょっと重い感じもするが・・・。先日も、地元でこうもりを観たのですが、とにかく、こうもりは文句なしにたのしーいオペレッタですよね。