バレエ教室(子供のおけいこ)、バレエ上達のDVD,吉田都ほか

熊川哲也

The Sleeping Beauty

The Sleeping Beauty 人気ランキング : 31011位
定価 : ¥ 7,140
販売元 : ポニーキャニオン
発売日 : 2003-04-23
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はじめて買っちゃいました

大人になって(おばさん???)始めたバレエで、すっかりはまってしまいました。本物のバレエを見てますます、あこがれてしまいました。熊川さまも、すっごくすてきです。

ナチュラルな様式美

妖精の衣裳は大抵のカンパニーでは
クラシックチュチュだと思うが
熊川版は、ジュリエットタイプ〈正式名称は何でしょう〉を
採用。
その効果は振り付けにも生かされていて
大変ナチュラルで魅力的な妖精像を描き出している。
現代の観客の好みという点で、この『ナチュラル』というキーワードは
大変重要で、対して、クラシックチュチュからは様式美という
ナチュラルではない要素が濃厚に漂い、
しばしば演劇表現の邪魔になる場合があるようである。
2幕のオーロラもクラシックチュチュを採用せず
幻想性を高めるにも役立っているし、
現実的にもネグリジェのような衣裳は100年眠るに都合よさそうである。
取り敢えず美しい衣裳と現代的な要素の混じった舞台は
楽しめるものだと思う。
チャプター機能はジゼル時よりは改善されているが
信じられないくらい使いにくい。
あるだけましと割り切るほかない。

熊川版The Sleeping Beauty!!

ジゼルに引き続き、Kバレエカンパニーの全幕ものです。オーロラ姫にヴィヴィアナ・デュランテ。王子は熊川哲也。カラボス(悪の精)にサンドラ・コンリーが扮してます。
最初に熊川哲也の英語による解説があります。
この熊川版では、序奏の部分にカラボスの、式典に招かれなかった経緯をおいています。とにかくカラボス役のサンドラ・コンリーが魅力的です。通常男性が演じますが、女性が演じることでより女性でしか表現できない心の内がでておりとてもかっこいいです。ただ熊川版とはいえ、やはりロイヤルが元になっているので、ダウエル版のそれに酷似しています。
髪を毟られてしまうカタラビュットの演技が滑稽です。雰囲気があっておらず、ギャグにしか見えません…。違和感という意味では王妃???それを強く感じます。リラの精の榊原有佳子はとても華があり、素敵です。
オーロラ姫を最大の当たり役としているデュランテは必見です。バランスは見事で、品のある踊りを披露してます。ただ、公演のあった時期に怪我で出演が危ぶまれていただけに、いつもの華やかさには欠け、かなりおとなしい印象があります。また衣装も地味で、1幕では背景美術の色彩も淡いので全体的に地味な感じです。デュランテが20代後半の頃に踊ったものがロイヤルバレエが出しているDVDに収録されていますが、こちらはまさに必見! 比類ないオーロラが見れます。
熊川は踊りの面では流石です。衣装も彼のは凝っています。ただ、とても恵まれた王子を作っており、オーロラを求める動機に疑問ありといった感じでしょうか。デ!ュランテとのパートナーシップは見所の1つですね。カメラワークが微妙で、結構ハラハラする場面もありました(グラン・パ・ド・ドゥ)。
1幕終わりの楽曲カットもちょっと抵抗がありました。
前作ジゼルでは、チャプターが幕間にしかなくクレームものでしたが、今回はチャプター機能が改善されております。

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