リムスキー=コルサコフ:オペラ・バレエ「ムラーダ」全4幕
人気ランキング : 63338位 定価 : ¥ 5,900 販売元 : ワーナーミュージック・ジャパン 発売日 : 2005-12-21 発送可能時期 : 通常24時間以内に発送 価格 : ¥ 5,900
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バレエ好きの観点からですが |
1992年ボリショイ劇場で収録のオペラです。画像と音はきれい。
歌手の善し悪しはわからないのですが(有名な歌手だったらごめんなさい。
でも迫力と貫禄があるのは間違いないです)、音楽と演奏はいいと思います。
ストーリーはこんな感じです。
死んだ恋人(ムラーダ姫)を今も忘れられない王子様(ヤロミール公)がいて、
その王子様を慕うお姫様(ヴォイスラワ姫)がいて、
お姫様は王子様の愛が欲しくて悪魔に魂を売り渡してしまいますが、
果たしてうまくいくでしょうか・・・という古典っぽい話。
ムラーダ姫(の霊)をバレリーナが演じていて、
ものも言わず舞台を横切っていったり、
突然オペラの世界にバレエシーンが挿入されたりします。
でも、ムラーダ姫は死人なので歌う必要はないし、
明らかに様子が変で周りから浮いてても当たり前だし、
バレエシーンは神々に導かれて見る回想か幻想のシーンだったりするので
(あとはお決まりの、宴会シーンですね)
あきらかにオペラとはかけ離れた世界が突然始まっても
あまり違和感はないです。うまいこと考えたなあと思います。
演出もわかりやすいし、とにかく舞台上人、人、人! 豪華。。。
白を基調として色味を押さえた衣装もシンプルで見やすいです。
人形やシンボル的なハリボテがたくさん登場して、音楽と一緒に
ちょっと独特な異国情緒あふれる不気味な雰囲気を盛り上げます。
劇場の天井が高いので背の高い小道具が見栄えするし、
夜になって星が輝くところでは天井の切れ目が見えなくなって
空間にとても奥深い広がりが出るのが素敵です。
オペラ7:バレエ3くらいでしょうか。
バレエだけが見たい場合はちょっと拍子抜けするかもです。
クレオパトラの霊が踊るところではバレリーナの足が見たいのに
上半身ばっかりアップでちょっと欲求不満気味です。
日本版には日本語の解説がついてます。