パリ・オペラ座バレエ - ラ・バヤデール
ゲランとプラテルが素敵です |
ニキアのゲラン。白い世界での清楚な踊りと、生きている時の元気な踊りがすばらしい。
ガムザッティのプラテル。はじめてみましたが非常に素敵なお姫様です。
衣装はなんとも華やかでやはりパリなんだなと色使いに感心しました。
インドが舞台なので、女性の衣装は金色を多くちりばめた衣装が多く、アジアっぽい印象を工夫したのだと思います。
でも普通はこんな組み合わせはしないなあと思うような強い色の組み合わせなのに、さまになるところが、
ファッションセンスのよいパリなのかと感心しました。
特にガムザッティの衣装は真っ赤と濃い紫の組みあわせという強烈な色合いでありながら、素敵な衣装であったため、
このような組み合わせの色を衣装にできるということに関心しました。
振り付けも曲も退屈きわまりない。 |
〜 見始めて5分で「げっ、つまんない」と思い、その印象が固定化してなにもかもがつまらなく感じはじめた。指揮者まで下手だなあ、なんて。「ロミオとジュリエット」に引き続き2度目のつまらなさで、もういい加減いやになってしまった。振り付けが非常に退屈。ミンクスの曲もそう。まあチャイコフスキーやストラヴィンスキー、ラヴェル、ドヴュッシーと比べる〜〜ほうが酷だが。最後まで見続けるのが非常に辛かった。白のコールドもこれなら「ジゼル」の2幕のほうが断然いい。まああくまで個人的な意見だが。
舞台も衣装も金がかかってて豪華。ダンサーは下手なはずがない。女性は容姿端麗。値段も手ごろ。画質も音もいい。欲しいと思う人は買うべし。これだけ金かけて採算とれたのかなあなどと余計な心配した。
ニ〜〜ジンスカの「結婚」のようにガツンとくるような振り付けがないものか。ストラヴィンスキーの曲もリズム、楽器編成、合唱、詩の響き、すべてが最高だ。近代物なのだから古典とは比較できないと言うかもしれないが、アルバン・ベルクよりバッハが劣るなどという話は聞いたことがない。バレエも同じではないか。
素晴らしい曲、振付、オケ、指揮者、ダンサー〜〜、台本、舞台でぐぐっと芸術の域まで高まったバレエの価値をずるずるとさげなくてもいいと思うが・・・・。〜
オールブランの世界 |
なんと言っても最後の白の場面が最高です!
ヌレエフのこどもたち |
2003年春のオペラ座東京公演を観たのですが、出演者など異なるのに公演を追体験したような錯覚に陥りました。
ヌレエフの遺志を受け継いだ人の思いが情報伝達手段の相違を越えて伝わってくるためでしょうか。
影の王国のコールドの美しさだけでも、この作品を見る価値があると思います。
ただし、ヌレエフ版の本作品は第4幕がないバージョンなので、ロイヤルバレエなどのバージョンと比較しながら見るのがオススメです。