ヨッヘン シュミット
ピナ・バウシュ―怖がらずに踊ってごらん
タンツテアター? |
フィルムアート社の本はどれもそうなのだが、この本も例外ではなく、非常に読みやすい。専門的なものを求める人にとっては物足りないのかもしれないが、モダンダンスに少しでも興味がある人なら必ずといっていいほど有名なピナ・バウシュと彼女の作品について書いている。ピナのダンサーとしての経歴に始まり、振り付けを始めた理由、年代にそっての個々の作品の内容、作り方、などが主。ピナへのインタビューなどから彼女自身の人柄が見え、その彼女の個性がどのように作品へとかわっていくのか、ダンサーとの共同制作とはどのようなものなのか、わかりやすく書かれており、何気なく読める、ピナへの好入門書になっている。