柴崎 政夫
バレエ上達へのヒント〈PART2〉
バレエの解剖 |
今まで「回る」「飛ぶ」「足を打つ」「アン・ドゥオールする」これらの説明は、至って簡単な書き方をしている本ばかりで、どうもしっくりこなかった。もっと、「どんな感じがするか」「どんな原理で体が動くのか」など、”詳しいバレエの解剖”は、この本以外にはなされてこなかったのではないだろうか?この本で特に私が読んだのは、「180度のアン・ドゥオール」、「ピルエットの原理」だ。どちらも著者の体験を交え、誰もが感じる疑問や壁にどう立ち向かい、どう乗りこえるかが詳しく書かれている。今までのアン・ドゥオールやピルエットの疑問が一気に吹き飛び、自分の欠点を見いだせたような気になった。バレエをしている人も、これから始めようという人、はたまたはバレエ教師、バレエを鑑賞?!??るだけの人にとっても必読の一冊である。