ユカリューシャ―奇跡の復活を果たしたバレリーナ
すべては繋がっているということ |
自己啓発本の類に分類されるほど、人生という大きなひとつの輪を感じさせてくれる力のある本です。
彼女の妥協のない精神性が、精一杯生きるということの強い力が、ラストの一文にすべて結集し、頑張るというような簡単な一言では済まされない強い気持ちが沸き立ちました。
自分の人生を作るのは自分であり、何事がおこってもそれを受け止める自分を鍛えていけばよい・・愛にあふれた一冊です。お勧め。
感動しました。 |
私はバレエの経験もなければ、斎藤さんの舞台を見たこともありません。
なんとなくロシア語の題名に引かれて、この本を手に取ったのですが、
みずみずしい文章と一人の女性としての斎藤さんの生き方に魅了されました。
「人生に無駄な経験はない」という言葉が胸に強く響きました。
何か壁にぶつかったとき、諦めそうなとき。
折に触れてこの本を読み返したいと思います。
斎藤友佳理さんへ、感謝の気持ちを! |
子育てをしながら仕事をしている私にとって、とても勇気づけられた本でした。もちろん、そんな何千人の前で踊ることなんかない、フツーの会社員なんだけど、それでも苦しいことや、辛いことがある。
でも、自分がちゃんとしていれば、乗り越えられる、もっとがんばれる!という気持ちになりました。ありがとう、斎藤友佳理さん!!
ジワジワくる感動本 |
この本を読み終えた時にジワジワと心の中に生まれる感動がありました。それはギスギスした毎日の生活の中で忘れている、多くの人達が自分を、何処かで何等かの形で支えていてくれるはず!という事を思い出させてくたからです。著者の斎藤友佳理さんは公演中の舞台で大怪我をし、多くの人達に支えられ復活したバレエダンサーです。様々な貴重な経験話や家族の事など興味を引き付ける内容が多かったです。何度か読み返したくなる内容でした。次回読み返す時には、何か新しい発見や自分に照らし合わせて色々と考えながら読み返せるのでは、、、と思っています。
斎藤友佳理の強さと優しさ |
斎藤友佳理が舞台に一歩踏み出しただけで、そこから空気の色が変わって、やがて劇場全体が彼女の魅力に包まれてしまう。彼女の舞台に接するたびに一バレエファンとして、幸せな気分を味わってきた。この本はそんな彼女のひとりの女性としての強さと優しさを、改めて知らせてくれる一冊だ。大切に思うもの、守るべきものが多いほど、人はやさしく、そして強くなれるのだということを、彼女の生き方は教えてくれる。客席からは窺い知ることもできないほどの孤独、それに堪え、なお高みをめざす姿に励まされると同時に、母として、妻として、娘として、私も強く、優しく生きていきたいと思わされた。