「ナルニア国ものがたり」全7冊セット 美装ケース入り
ナルニアは、魔法と栄光と気高さにあふれた国。そこには偉大なるアスランが、冷酷なジェイディス(白い魔女)が、正義感あふれる英雄リーピチープが、そして、優しいタムナスがいる。C.S.ルイスが書き上げたナルニアは不思議な魅力を放ち、今もなお読者を魅了する。本書は、そんなナルニアの魅力すべてを、初めてひとつにまとめた1冊だ。この豪華な愛蔵版には、『The Magician's Nephew』(邦題『魔術師のおい』)、『The Lion, the Witch, and the Wardrobe』(邦題『ライオンと魔女』)、『The Horse and His Boy』(邦題『馬と少年』)、『Prince Caspian』(邦題『カスピアン王子のつのぶえ』)、『The Voyage of the Dawn Trader』(邦題『朝びらき丸東の海へ』)、『The Silver Chair』(邦題『銀のいす』)、『The Last Battle』(邦題『さいごの戦い』)が収められ、ポーリン・ベインズ描き下ろしによるおなじみのイラストと、ナルニアの権威、ブライアン・シブリーによる、深い洞察に裏づけられた前書きが花を添えている。 このシリーズに出会って、ルイスの魔法にかかった読者はこれまでも数知れない。いったん『The Lion, the Witch, and the Wardrobe』を開いたら、続きの作品をすべて読まずにはいられなくなる。本書『The Complete Chronicles』の登場で、このシリーズを読破するのはさらに簡単になったのだ!なにしろ、あの魅力的な7編の物語が、ルイスが読んでほしいと考えた順番どおりに並んでいるのだから。物語は、ディゴリーとポリーがだまされて奇妙な世界にまぎれ込んでしまった場面から始まる。2人は、ちょうどそのとき、ナルニア王国の建国の様子を目撃する。そのナルニアに、魔法の力によって幾たびも引き込まれる4人の子どもたち、ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシィ。彼らの果たす役割は、ナルニアの歴史のなかで極めて重要だ。そして最後に、奇妙な地へと入り込んだ者たちは、ナルニアの時が終わりを告げ、同時に新たに何かが始まるのを目撃する。それこそが、「世界のうちがわの世界、ナルニアのうちがわのナルニア」だった。この豪華版は、これまでの、そしてこれからのナルニア・ファンにとって、必携の1冊である。
外套ってなに? |
子供の頃、日曜学校に通っていました。
その教会(三浦綾子さんも通っていた教会でした。)には、図書室があって子供向けの本が充実していました。
私はその図書室めあてで日曜学校に通っていました。
そこで出会ったのが、「ライオンと魔女」です。
夢中になって時を忘れ、自宅に帰らなければいけない時間なのに、いつまでも読みふけっていました。
幼い私には、翻訳の文章が難しく、「外套」や「衣装棚」など耳慣れない言葉を意味を想像しながら読みました。
本が手許に無い今でも、挿絵のひとつひとつ、思い出すことができます。
シリーズが進むに連れて、兄弟が大人になっていくのが残念でたまりませんでした。
アスランの背中にのってたてがみをぎゅっとつかんでみたい、と本気で思ってました。
あの世界が映画になるなんて。きっと多くの人が、期待と不安でいっぱいでしょう。
未読の方も既読のかたもぜひ再びこのシリーズを通してお読みになることをお勧めします。
これを読めばどれほど多くの作家やアーティストがどれだけ影響をうけたかがうかがいしれるでしょう。
親子二代で読んでます |
娘が図書館でナルニア国物語を発見し興奮して帰って来た。
「うちにあるのといっしょのナルニアがあったよ!」
「それはね、逆なんだ。パパが小学校の頃図書館にあったナルニアを読んで感動したから、同じ本を揃えて、いまうちにあるんだよ。もう全部読み終わったんだろう?」
「うん、おもしろかった。大好き!」
「そうそう、作者のC.S.ルイスは、君の好きな『指輪物語』を書いたトールキンと友だちだったそうな。つぎはなにを読みたい?」
「うんとね....」
娘との会話もはずみました。ファンタジーはこころをゆたかにしくれますね。
ナルニア国ファン必携! |
ナルニア国ものは、ハードカバー、ペーパーバック、合本版、分冊版と各種ありますが、一番のおすすめはこのカラー・ペーパーバック版です。カラー版なのでとにかく挿絵がきれい! 紙質も普通のペーパーバックより格段に上質で、まさに「コレクターズ・エディション」です。分冊で1冊ずつならかさばらないので、本棚の飾りどまりということにもなりませんよ。廉価版に比べれば少々値がはると感じられるかもしれませんが、ナルニア国ファンなら買って損はさせません。繰り返しますが、絵がきれい!
あたたかい物語です |
友人に薦められて読みましたが、非常に良かったです。その友人は小学生の時分に読み、私は高校生で読みました。児童向けですが、こういう良い本は何歳で呼んでも面白いものだと思います。平易ながらも今となっては耳慣れない言葉も出てきますが、基本的に難しい言葉ではないので大丈夫です。
時代は巻ごとに前後していますが、全体としては一つの流れの中にあり、2巻以降は前の巻で読んだ覚えのある内容がちらほら出てきたりするのも楽しいものです。
ポーリン・ベインズ挿絵のものが温かみがあって良いのでおすすめです。
宗教色が強いが、物語としてはお薦めです。 |
名作の誉れ高い本作のことは、子供の頃から知っていましたが、読むのは初めてでした。
(フィリップ・プルマンのヒズ・ダーク・マテリアルズ3部作を読んだ後だったので、プルマンの作品に出てくる多重世界観が、すでにこのナルニア国物語に出ていることに驚きを感じました。)
話は、とても面白くて、わくわくしながら読めます。しかも人間のさがや、その苦さが映し出されており、大人にも向いた本だと思います。
物語としては、かなりお薦めです。
ただ、ルイス本人の物の見方で書かれており、宗教色も強いということを念頭においておく必要を感じました。